妊娠中毒症

妊娠中毒症

妊娠して子宮が大きくなると、少しずつ下垂してきます。それが少しずつですが、そけい靭帯を圧迫してしまいます。そうすると、まず大腿静脈が圧迫を受けます。
 
一番内側にある大腿静脈が、子宮からの圧迫をまず一番に受けやすいからです。しかも3本の中で、一番細くて薄い構造をしています。(内側から大腿静脈・大腿動脈・大腿神経の順に位置しています。)
 
今度は末端から中心の心臓へと戻る血液循環の経路をたどると、子宮からの圧迫により大腿静脈の流れが悪くなります。
 
静脈の血流を妨げられると血液が下肢に溜まりやすくなります。→むくみ・尿タンパク・妊娠高血圧(動脈の前に子宮があり、血管が圧迫を受けるため)
 
静脈瘤も女性が多いのは、同じ理屈がファクターの一つにあります。妊娠中毒症も、お腹がさがってくることが要因のうちの一つです。子宮がさがると位置的に前後の幅が広がり、後ろにある腹大動脈を圧迫する傾向があります。
 
大きい動脈が圧迫されるだけでも高血圧の原因になりえます。妊娠中毒症の症状として、高血圧・ 腎臓への圧迫による尿タンパク・下肢の血流も悪くなるので、足のむくみなどがあります。
 
赤ちゃんにも、新鮮な血液が行きにくくなるとされ、妊娠中毒症も、お腹の位置が大きく影響する可能性があると言われています。
 
安産のための整体では、腰・股関節・骨盤・坐骨・下肢の調整に重点を置いていますが、あくまでも、適応となりえる方のみ行っています。体調がデリケートな場合は、また全く別の内容で行います。