不妊・安産そして妊娠中の骨盤調整~②

  • 産後、座っている時にお尻が傾いているような感じがする。
  • 座り方が、お尻のあたりがしっくりこない。
  • 骨盤のおさまりが、違和感を感じる。

結構いらっしゃいます。もっとひどいと、歩くのも坐骨や恥骨の違和感でしんどいという方、本当に恥骨の痛みが強い方、吸引分娩を行い、恥骨の痛みが治まらず、歩行が困難な方などさまざまな方が来院されます。

安定期から妊娠後期まで、お腹(子宮)の位置が出産直前まで、不必要に下がっていない状態。

子宮が、なるべく膣と鋭角にならないような状態を保つ。それが、安産の整体の目的の一つです。

このようにご説明すると、子宮後屈のケースではどうなのか? 余計後屈してしまうのではないか?と疑問に思われる方もたまにいらっしゃいます。

どの方向に歪んで、偏っているか?を気にするよりも、子宮などに内部の靭帯や軟部組織が、過剰に引き延ばされている状態を緩和することが最大の目的です。

子宮が後屈していても、それに関わる筋肉・靭帯などの軟部組織を調整すると、子宮も自然と本来の位置へ戻ってくると考えています。

または、骨盤だけではなく他の部分の影響も大きいので、必要であれば内臓・腹膜・胸膜の調整を行います。安定期から、9か月までの方が適応です。

どの姿勢でもつらいという方もおられるので、座位だけで終わることもあります。つらい姿勢では行わない。

まずお腹を支えて、少しおなかの自重から解放された状態にしてあげてみて、妊婦さんが楽になるかどうか?それが一つの目安となります。

それで楽にもならず、しんどければ{適応外」のタイプと判断したほうが良いです。 

抑えるだけでも楽、持ち上げるだけでも楽、というところを探してみる。(無理はしない。)

不妊、そして妊娠中と骨盤矯正①でも書いてある通り、妊娠中毒症とつわりは違う。

「動脈を圧迫して気持ち悪い」が共通してあるので、お腹を持ちあげて子宮を高い位置に持ってきて、楽になるかどうか?などを目安とします。

切迫早産、前置胎盤などは、基本的に同じことをするが、おなかを上げてみて、気持ち悪くないか?聞いてみて行う。

逆子もそうだが、横向きでもお腹を調整などして、子宮がいい位置にくると、赤ちゃんの周囲の空間にゆとりが出来て、ゴロンと動いてくれやすくなります。

逆子の場合は、赤ちゃんの動きによってたすけられる部分もあります。

子宮を良い位置に持ってきて、お腹の中のほかの広い空間も確保してみると、赤ちゃんも動きやすくなるようです。

安産か難産か?それは、条件を満たした人が、安産になるようです。

それは、子宮を高い位置に保持できて、骨盤や内転筋などが十分な柔軟性があり、出産の時だけすっと開いてすっと閉じる。これが理想ですね。

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