院長日記
久しぶりのブログです。
更新
ほとんどの場合、忙しいので読むこともなくゴミ箱行きなんですが、
ちょっと相通じるものを感じたので、転載させていただきました。
★一部、固有名詞を治療業界の用語に変換しています。
「職人的職業人=プロの仕事人=行列のできる存在」
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■昔から私(鮒谷)が
心がけていることがあります。
それは
「(遠くに行くためには)無理をし過ぎず、怠けずに」
ということ。
■長期的な成果を求めるのであれば、
無理はいけません。
無理を重ねたら、
途中で折れてしまいます。
かといって、
怠惰はもっとよくない。
怠惰から得られるものは
後悔のみ。
■だからこそ、
無理と怠惰の間に広がっている
「広大なグレーゾーン」
の中に存在する、
【 ちょうどいい、力の入れ具合 】
を、試行錯誤を繰り返しつつ、
体得する必要があるのです。
■これが身体知化されたとき、
「リラックスしたまま、成果を出せる」
状態に入ることができるでしょう。
そして、その世界に至るためには
「強烈に負荷をかける」
のと
「負荷を弱める」
の両方を、行ったり来たりしながら、
振幅の幅を狭めていくしかありません。
地道なそうしたトレーニングの先に、
【 自身にとっての最適な負荷(自然体のまま、
成果を出し続けられる状態) 】
が、見えてくることになるでしょう。
■この状態が身体感覚を伴って理解され、
さらには高い再現性を持たせられるように
なったときが
「安定的に成果を出し続けられる
『職人的治療家』」
の世界に出られたとき。
「職人的治療家」は、
あたかもイチローのごとくに、
安定的に安打を量産する職業人であるから、
常に求められる存在であり続け、
仕事が途絶えることがなくなります。
■一定以上の経験を重ねた職業人は
当然のことながら、
相応の知識、スキル、能力を
身につけている必要がありますが、
それだけでは十分ではなく、
それに加えて、
「安定的に成果を上げ続けられる体質」
が求められるということです。
■そして、少なからぬ人が
「職人的職業人」
のレベルに至っておらず、
アウトプットにブレがあるからこそ、
希少性を持つ
「職人的職業人」
の世界に出た人には、
仕事が途絶えることはなくなります。
■そのレベルを目指す職業人としては、
第一義的には、まずこうしたニーズを
理解することが重要ではあるけれども、
さらに踏み込み、
ニーズを理解するのみならず、
ニーズを満たせる存在となるべく
【 自身にとっての最適な負荷】
(自然体のまま、 成果を出し続けられる状態)
を維持し続け、
【 ちょうどいい、力の入れ具合 】
を保ち続け、
【 安定的に安打(成果)を出し続けられる】
そんな状態を目指すべき。
■この世界に出ると、
【 職人的治療家 = プロの仕事人 】
への道が、開かれることとなるでしょう。
それまでは、
(不安定極まりない、危うさの残る、
あるいは、甚だしきは、危うさしかない)
「アマチュア治療家」
として周囲から認識されているわけですから、
そんな状態のままでは、
「行列ができる存在」
になることは永久に不可能です。
【今日のピークパフォーマンス方程式】
┃
┃ ┃
┃ ■負荷がかかり過ぎても、かからな過ぎても┃
┃ ┃
┃ 安定的に求められる成果を出す存在に ┃
┃ なることはできない。 ┃
┃ ┃
┃ ■良い意味で ┃
┃ ┃
┃ 「ちょうどいい負荷は、このくらい」 ┃
┃ ┃
┃ と体を通して体得出来た人だけが、 ┃
┃ ┃
┃ 安打を量産するがとごくに、成果を ┃
┃ 量産きるようになる。 ┃
┃ ┃
┃ ■その世界に至るためには、負荷を高めたり┃
┃ 緩めたりの試行錯誤を繰り返すしかない。┃
┃ ┃
┃ ■こうして最適解が見つかったときが、 ┃
┃ ┃
┃ 「職業的職業人=プロの仕事人」 ┃
┃ ┃
┃ への道が開かれるとき。 ┃
┃ ┃
┃ ■知識やスキルや能力だけで、職業的職業人┃
┃ になることはできないことを知るべきだ。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
治療家も、いつまでも馬車馬のように働いていては、いずれ自分お体を壊してしまいます。
自分の身を守るために、あえて無理をせずに8割程度に患者さんの数を
押さえ続けることも、長期的にはとても大事な事だと感じます。
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「強烈に負荷をかける」
のと
「負荷を弱める」
の両方を、行ったり来たりしながら、
振幅の幅を狭めていくしかありません。
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上記の部分が、自分の中でずっと難しかったところです。
かなり以前に比べたら、今ではある程度は上記が出来てきているので、
今では、
ボ~~ッとしてても、
1年前には、とても苦労していたとてつもなく状態の悪い来院者に、
1年前よりも、はるかに成果を挙げ、
1年前よりも、短時間に、
1年前よりも、疲れずに、
1年前よりも、頭の中はボケ~~ッとしながら(笑)
(もちろん一生懸命まじめにやってますよ。)
1年前よりも、圧倒的な成果を出し続ける!
という地道な変化の繰り返しが、
1年とは言わず、数日、数週間単位で、何度も何度も、
何度も何度も、、何度も何度も、
繰り返され続け。。。
その結果、いろいろと好循環が回り始めるものと考えています。
この数ヶ月間、朝から晩までビッシリと、働き続け、それでも以前よりも
はるかにタフになっているので、夜中の3時くらいまでは普通に毎日
起きていて(主にしょうも無い動画を見るのが8割)
また朝から晩までずっと・・・。
でしたが、過去にはそういう生活を2週間続けると、確実にいろいろな所に
ガタが出ていました。
でも、日に日に自己改造を施していて強くなっているので、結構余裕でした。
しかしいい加減、生理的、、組織的に代替が効かない身一つなので、
これから真剣な規則正しい生活に戻します。
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